先輩隊員の活躍を見てみませんか?
地域コミュニティ活動
高齢者や障がいのある方の暮らしを支える生活支援ボランティア「地域生活サポート事業」(保健福祉課)の立ち上げや運営に携わり、町民ボランティアの方々とともに活動しています。また、暮らしに関わる困りごとや町の課題を皆で話し合う座談会の企画などを行っています。
他に2021年10月で前経営者が引退した町の公衆浴場を継続させるため、地域住民有志の方々とともに、公衆浴場を運営する地域団体を立ち上げ、町の人たちとともに運営を行っています。黄金湯が単なる銭湯ではなく、町のコミュニティスペースとなれるよう、イベントなどの企画も行っています。
学生時代の卒業論文で中頓別町の黄金湯を調査させていただいたのを機に町の方々とのつながりができ、思い入れの深い町になっていたことが、協力隊に応募した1つの理由でした。また大学院卒業後は、大学で培ってきた地域の人たちの声を丁寧に聞き取りながらボトムアップで地域課題に取り組む姿勢を活かせる仕事に就きたいと思っていました。学生時代に、在宅で暮らしている障がいのある方の介助者の仕事を行うなかで、様々な立場の人たちが「共に生きる」とはどういうことなのか、言葉面だけではなく、人の顔が見えやすい小さな地域で、いろんな立場の人たちと関わり合いながら考えたいとも思っていたので、「地域共生社会の実現に向けた業務」というミッションで募集されていた中頓別町協力隊に応募しました。
残りの任期は数か月になりましたが、今後一番やりたいことは、これまで高齢者の方々にお聞きしてきた地域の歴史などを、子どもたちや旅行者、移住者の方たちが楽しみながら知ることができるように、絵本や紙芝居のような形にまとめることです。任期後の進路はまだ決められていませんが、自分のやりたいことや特技をうまく活かしながら、地域の課題解決につながるような活動ができればと思っています。足で歩いて町の人の声を聞き、そこから考えることを忘れずに、今後も頑張りたいです。