最新の情報をお届けします
2025年03月17日
地域おこし協力隊サポート推進室の地域おこし協力隊の木内です!
道内の市町村で活躍する地域おこし協力隊インターンにインタビューした内容をQ&A方式でまとめました。
地域おこし協力隊インターンの詳細は、特集ページをご覧ください!
第5弾は、2月19日に取材した空知管内の美唄市(地域紹介ページ)で活動していた社会人の関本周悟さん(活動期間:1月23日~2月21日)へのインタビューです。
移住交流会に関本さんが参加した様子の写真
「1か月弱の美唄市でのインターンは満足感を感じる期間となった」と語ってくれました
A:大阪府岸和田市出身の39歳です。
学生時代にイギリスに語学留学をした際に、現地の友人に日本の印象について聞くと、日本のメーカーの名前が多く出てきたことに感動しました。その経験から「日本人として誇りをもてるモノづくりの会社で働きたい」と考えるようになり、ベアリングという自動車部品を作る会社に就職しました。
安定した働き方を10年間以上続けていましたが、心の底から幸せと思える働き方ではなく、フィリピンでのインターンに参加したり、お笑い分野での放送作家の専門学校に働きながら通ったこともありました。
一念発起して、新しいスキルを積むために安定した会社を退職して、広告系のスタートアップの企業に転職しました。SNSなどのあらゆる媒体や手法を通じて、さまざまなターゲットに対して「伝わる」情報発信を経験することができました。
今はその会社も退職して、就職活動と並行して美唄市のインターンに参加しています。
まちへの愛着や誇りを高める取組である美唄市のシティプロモーション事業に共感を覚えたからです。
今後の人生やキャリアで「日本人が日本人としての誇りを一層もつことができる社会を作りたい」「自身の経験を社会に還元したい」という想いの実現に向けて就職活動する中、前職で広報や広告などのプロモーションを経験してきたこともあり、美唄市でシティプロモーション推進事業を活動内容とするインターンを募集していることを知り、その数週間後には飛行機に乗って美唄に向かっていました。
新しいもの、人を受け入れる風土を感じました。普段暮らしている大阪や東京より気温は低いですが、まちの温かさを感じました。その温かさはまちにいる一人ひとりの地域への想いであることに気がつくことができました。
美唄シティプロモーション推進事業のサポートになります。
●「美唄まちづくり部(ビバ部)」の支援
週3回、美唄市の子どもたちが放課後に部活動のように行うまちづくり活動
●「美唄まちづくり大学」の支援
月1回、テーマに関するゲストをお呼びして、まちづくりやテーマ内容に興味関心を持つ市民が集うイベント
(例)防災ワークショップ、スマホを活用した撮影講座&撮影会
●「スタディツアー広告」
広告の配信から分析までを担当
●「情報発信企画の策定」
現状分析および改善策を企画
●「地域活動への参加、視察」
子ども食堂、安平町への視察、宮島沼ツアーなど
関わる方々が親身にサポートしてくれたおかげで、難しいと思うことはほとんどありませんでした。
強いていうなら、スニーカーで美唄市にきたので、すぐにスニーカーが雪が濡れ、冬靴を買うことになったことです。
ビバ部の活動で、美唄市の公式 YouTube チャンネルに子ども達が出演し、まちのスポットなどを紹介する企画を実施しました。企画制作や読み上げる原稿のサポート、撮影などを一緒に行う中で、企画段階では消極的だった子ども達が撮影になると積極的に行動し、しっかりと結果を残したり、モチベーション高く取り組む姿に、彼らなりのこだわりを感じ、驚かされました。
「美唄まちづくり部(ビバ部)」で子どもたちと一緒に活動する関本さん
まちづくりのリアルを感じることができました。東京にいても地方の情報を得ることはできますが、実際に地方で暮らして働いてみると、入ってくる情報の濃度が大きく違いました。
まちのことを知るために、インターンを始める時に現地の様々な方とお話したいと思っていました。新しい取組を始めたいという美唄市の若者やまちづくりへの意欲が高いコミュニティにも関わることができて、改めて美唄市や地方の可能性を感じることができました。
まちの取組に共感することが少しでもあれば、是非とも参加してもらいたいです。地域おこし協力隊となると本格的な移住となり、慎重に考える部分があると思いますが、それに比べるとインターンは気軽に参加することもできます。僕自身、着任前と着任後のギャップはありませんでしたが、地域おこし協力隊になる前のミスマッチ防止としても有効です。
美唄市で地域おこし協力隊として戻ってくることも含めて、これからは地域で働くことを就職先の一つの候補として考えてます。地域では人との関わりが深くなるので、その地域の人の顔がよく浮かびます。私が大好きなお笑いと似ていると感じていますが、地域の人を喜ばせたり、楽しませたりする働き方がしたいと思っています。
「年齢に区切りをつける必要はない、やると思った時にやることが大切」と語ってくれた関本さん
美唄市のホームページにも関本さんの体験記が特集されています。こちらもご覧ください!