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2024年10月15日

△▼△ サポ室訪問記 ~第7弾 vol.1~ ▼△▼

不定期シリーズ企画の第7弾は岩見沢市と奈井江町への訪問です。

2市町への訪問のため2回に分けることにして、vol.1では奈井江町への訪問をお送りします。


 

北海道庁インターンシップ」の業務研修で、東京の大学に在籍する3年生が官民連携推進局に来られました。

 

将来は是非とも北海道職員として働いてほしいと願う職員一同、官民連携推進局の様々な業務を体験してもらう中で、地域おこし協力隊サポート推進室では現地取材に同行してもらうことにしました。

せっかくの機会なので、取材の相手は大学卒業後の進路として地域おこし協力隊を選んだ4名(岩見沢市と奈井江町の各2名)の現役隊員さん。

 

《主な取材項目》

・大学卒業後の進路に北海道内の地域おこし協力隊を選んだ理由

・隊員としての活動内容

・活動している市町村・地域の良いところ

 


 

奈井江町は二手に分かれて取材を行いました。

 

【取材のお相手】

・澤田 智季 隊員(愛知県犬山市出身)

・竹内 栞汰 隊員(福岡県福岡市出身)

 

【北海道で協力隊になった背景】

(澤田隊員)

大学で音響効果や音楽制作を専攻していたという音楽の専門家。

小学6年生の時にベースやギターを弾き始め、それから様々な楽器にチャレンジ、今はジャズにハマっているそうです。

とにかく音楽がやりたくて就職先を探していたところ、音楽でまちづくりを行っている奈井江町に興味を持ち、地域おこし協力隊に応募して採用されました。

 

〔音符の形をした電子楽器「オタマトーン」®を持つ澤田隊員〕

 

(竹内隊員)

韓国の釜山の大学院でデザインを学んでおり、地元の福岡市での就職を希望していたが、スキルを活かせる働き口がなかった。

そのような折、地域おこし協力隊の募集を探していたら、奈井江町でスキルを活かせる募集があり、応募して採用されました。

 

〔「ななかま」のホワイトボードをバックに写る竹内隊員〕

 

【業務と隊員になってみた感想】

(澤田隊員)

音楽の業務を通じて、町内外に知り合いや顔見知りの人ができることに充実感を感じています。特に奈井江町の人はウェルカムな方が多く、素敵な町民性がある町だと思っています。

また、イベントの開催時にボランティアスタッフを募集したところ、本当に大勢の方に来ていただき、町の人の温かさをしみじみと感じました。

 

(竹内隊員)

奈井江町公設塾「ななかま」で、小学校3~6年生を対象にした教育支援として、学習指導やサポート、宿題のチェックなどを行っています。

また、普段は体験できないことを学んでもらうため、月1回の特別授業として、DIYによる巣箱づくり、「ななかまファーム」での作物づくりなどを行っています。

できなかったことができるようになっていく子供達の成長を見るのは、父親のような気持ちで楽しいです。

反面、子供達の主体的な活動のために、どこまで手伝うのが良いのか、サジ加減に苦労します。

 

【隊員から見た奈井江町の良いところ】

(澤田隊員)

奈井江町はもちろんですが、北海道の食べ物が美味しくて、自然環境にも癒やされています。

仕事以外のことも町の人にいろいろ相談できる環境であることは良いところだと思います。

 

(竹内隊員)

夏は涼しくて、周りを遮るものがないので景色がきれいです。

車があれば不便は感じないですし、年配の方を始めとして地域の方の温かみを感じます。

 

【任期終了後の目標】

(澤田隊員)

音楽と直接的には関係ないですが、デザインの道に進みたいと考えています。

現在、Webデザインやグラフィックデザインなどを勉強中です。

 

〔文化ホールのコンサート会場で澤田隊員(右)と記念撮影〕

 

(竹内隊員)

元々の専門分野である陶芸の道を進みたいです。

また、絵画や教育で思考力や想像力のアップにつながるようなことをしてみたいです。

 

〔オンライン教材で子ども達に学習指導する竹内隊員〕

 

竹内隊員の取材に同行したインターン生は、頷きながら熱心に話を聞き、質問などもしていました。

次回はvol.2の岩見沢市への訪問を掲載します!