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2024年06月06日
第3弾「名寄市訪問」のvol.3です。
すっかりシリーズ化してしまいましたが、今回が第3弾のラストです!
大学時代を大阪で過ごした以外、生まれも育ちも奈良県の佐藤隊員。
大学時代に専攻していた心理学とは全く分野の異なる「農業支援員」として、2024年4月から名寄市の地域おこし協力隊になりました。
北海道への移住を考え始めたのは大学2年生の時の北海道旅行。そこから、地域おこし協力隊にも興味を持つようになったそうです。
さらに、大学4年生の夏には、「体を動かすような仕事じゃないと続かない」と考えて農業をやりたいと思うようになり、また、北海道の農業は営農できない冬期間の休みを趣味の時間などに充てられることも魅力だったようです。
北海道内に179ある市町村の中で名寄市を選んだのは「直感!」とのこと。
ただ、実際に住み始めたら生活に不便な部分はなく、「何より自分のように外部から来た人に対して、地域の皆さんがオープンなのが嬉しいです!」とのことで、昼も夜もコミュニケーションの場にはできるだけ参加し、早くも地域に溶け込んでいる様子が垣間見えました。
〔インタビューを受ける佐藤隊員〕
そんな佐藤隊員の協力隊活動ですが、1年目は3戸の農家さんを2週ずつまわって営農技術を身につけながら、大型特殊免許の取得などを目指し、冬は寒締めほうれんそう(注)にも取り組みたいと意気込みます。
(注)寒締めほうれんそう:市内農家の神田勇一郎さんが始めた栽培方法で、外気の寒さによって糖度を上げて12月中旬~2月の真冬に収穫するほうれんそうのことで、「なよろ星空雪見法連草」(ほしぞらゆきみほうれんそう)の名前で出荷されているJA道北なよろの特産物です。
現地を訪問した時は、元隊員である平澤宏幸さんのもとで作業する2週間の最終日でした。
任期終了後に新規就農できたら、もち米、スイートコーン、アスパラガス(ハウス・露地)を作付したいと、早くも抱負を語る佐藤隊員。
全国各地で農家戸数が減少の一途をたどっている現在、3年後に「名寄農業」の力強い担い手の1人となれるよう、サポ室でも応援し続けたいと思います。
厚岸町出身。2013年10月からの3年間、名寄市地域おこし協力隊(農業支援員)として活動し、任期終了後に市内日進地区で就農。
現在の経営規模は17haで、市内では平均的とのことですが、もち米をメインに、スイートコーン、アスパラガス(露地)、生薬を作付しており、将来的には25~30haでの経営を目標にしたいと語ります。
また、市内で初の試みとなりますが、任期終了後の新規就農に向けた実践研修として、協力隊2年目の佐藤岳隊員に0.2haを貸すなど、「協力隊の先輩」として協力隊の農業支援員を積極的に受け入れています。
JA道北なよろ青年部風連支部長も務めており、若手農家だけでなく、名寄市で協力隊制度を活用して新規就農を目指す人にとって、今や平澤さんは不可欠な存在となっています。
〔インタビューを受ける平澤さん(左)と佐藤隊員〕
佐藤隊員と同様に、2024年4月から名寄市地域おこし協力隊になった東口隊員に、この日、サポ室の平井隊員が取材を行いました。
その内容はInstagramの「協力隊ライフストーリーvol.5」にアップしているので、こちらも是非チェックしてみてください!
〔インタビューを受ける東口隊員〕
最後になりますが、農作業日和だった日中に訪問を了承いただいた平澤さんを始め、インタビューを受けていただいた佐藤隊員と東口隊員、事前の調整から現地の案内まで対応いただいた名寄市役所の皆さんに心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
〔ハウスをバックに決めポーズで皆さんと記念撮影〕