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2024年02月28日

△▼△ 🚗サポ室訪問記🚗 ~第1弾~ ▼△▼

昨年6月の地域おこし協力隊サポート推進室の設置後、道内いろいろなところを訪問していますが、「せっかくの皆さんとの出会いをシリーズ化して残そう!」ということで、不定期シリーズ企画「サポ室訪問記」をスタートすることにしました。

 


 

第1弾を飾るのは、道外イベントでつながった大学生が参加した、美幌町地域おこし協力隊インターンの視察とインタビューです。

 

美幌町では、株式会社FoundingBaseの主催で、2月6日~22日に地域おこし協力隊インターン(協力隊インターン)を行い、首都圏の大学生2人が参加しました。2月20日に現地を訪問したので、きっかけを含めてお知らせします。

 

【偶然と必然のミクスチャー】

きっかけは、昨年11月28日に東京で行われた「ゆるプラナイト」というイベントでした。このイベントは、北海道に興味のある大学生と道内の企業・自治体がトークを通じてつながり、北海道をもっと好きになってもらう、北海道を盛り上げるためのイベントです。参加予定だった別の部署が不参加となり、偶然にも代役の形でサポ室に出席が打診され、二つ返事で参加することにしました。

プログラムの最後、大学生が気になるブースに行ってトークする「フリータイム」で、札幌市・道庁のブースに訪れた1人が、今回のインタビューを行った都内の大学に通う3年生の石井さんでした。企業に比べて人気がないと聞いていた自治体ブースですが、北海道が大好きで、公務員に強い関心があると後から聞いて訪問理由に納得。石井さんにとっては、必然的なブース訪問だったようで、偶然の参加で必然の出会いとなりました。

 

【そして、協力隊インターン参加へ】

石井さんは、ゆるプラナイトで職員が話した地域おこし協力隊が印象に残ってくれたようで、イベント終了後に協力隊インターンの募集などで職員と複数回のやり取りをした結果、美幌町の協力隊インターンに参加することが決まりました。

フットワークの軽さぐらいしか自慢できるものがないだけに、石井さんから美幌町の協力隊インターンへの参加が決まったとの知らせを受け、すぐに視察に行こうと思い立ち、WorkingSpace KITENを運営する株式会社FoundingBaseの一戸さんと森田さん(お二人とも現役の地域おこし協力隊員)の全面的なご協力の下、最終報告会前日ではありましたが、2月20日の訪問と石井さんへのインタビューが実現しました。

 

【石井さんへのインタビュー】  (全て質問は職員、回答は石井さんです。)

(北海道に興味を持ったきっかけを教えてください。)

生まれも育ちも東京ですが、ゴールデンカムイを通じてアイヌ文化に興味を持ったことがきっかけとなって、北海道に興味を持つようになり、できれば移住したいと考えています。

 

(これまでの北海道への訪問歴を教えてください。)

観光で3回来たことがあり、札幌市、小樽市、平取町、市町村名は忘れましたが、オホーツク管内を訪れ、ゴールデンカムイの聖地巡礼もしました。

 

(協力隊インターンに興味を持ったきっかけを教えてください。)

元々、大学1年生で受講した地方創生の授業を通じて地方に興味を持つようになり、都会より地方の方がチャレンジのしがいがあると感じていました。3年生も後半になって卒業後の進路を考えていた時に、「ゆるプラナイト」で地域おこし協力隊や協力隊インターンという制度を知って興味を持ち、協力隊インターンに参加してみたいと思いました。

 

(美幌町の協力隊インターンを選んだ理由を教えてください。)

いくつか候補はありましたが、美幌町の協力隊インターンを選んだのは、3食付きで宿泊施設が用意されているだけでなく、新規の取組であるグランピングの実証実験を行うという活動内容が面白そうだと感じたのが理由です。ちなみに、食事は3食ともKITENの皆さんが作ってくれて、とても美味しくいただいています。

 

(協力隊インターンの活動内容や休日の過ごし方を教えてください。)

活動内容は、グランピングで使うテントの設営・撤収や備品の設置、お客さん対応がメインでしたが、3日に1枚のペースで自主的に地元PRのチラシも作成しています。
休日は一戸さんや森田さんにワカサギ釣りや美幌峠、ゴールデンカムイに登場する網走監獄、北方民族博物館などの観光施設に連れて行っていただきました。

 

(協力隊インターンに参加した感想を聞かせてください。)

協力隊インターンを通じて接客の勉強になり、考えさせられる活動内容が多くて、大変良い機会になりました。また、冬の北海道は毎日のように雪が降っているイメージが強かったのですが、美幌町は意外と天気の良い日が多くて過ごしやすかったです。

 

(移住への気持ちの変化や就職に当たってのこだわりなどを教えてください。)

協力隊インターンに参加したことで、北海道への移住の決意がより一層強くなりました。

就職に当たっては、できれば専攻しているWeb系を活用したいですが、地方創生に携わりたい気持ちが強いので、どちらかを選ぶのであれば地方創生を選ぶつもりです。

 

(最後に、協力隊インターンはどんな方にお勧めできますか。)

各市町村の条件しだいではありますが、長期休みのある学生、移住を考えている人、地域おこし協力隊を希望する人、違う場所に試しに住んでみたい人、周辺の観光もしたい人など、幅広い人にお勧めできます。

 

トップの写真は、最終報告会の発表練習や、石井さんともう1人のインターン生の橋本さん(大学1年生)とのKITENの看板前で撮影した写真です。

 

最終報告会の資料作成やリハーサルで朝から気の休まる暇もないところ、丁寧にインタビューに応じてくれた石井さんに大変感謝です!

また、視察やインタビューへの全面的なご協力に留まらず、株式会社FoundingBaseや協力隊インターンの取組などを説明いただいた一戸さんや森田さんに、改めて心より感謝申し上げます。

 

次回のサポ室訪問記もお楽しみに!