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道内の市町村で活躍する地域おこし協力隊インターンにインタビューした内容をQ&A方式でまとめました。
地域おこし協力隊インターンの詳細は、特集ページをご覧ください!
第6弾は、10月10日に取材した胆振管内のむかわ町(地域紹介ページ)で活動していた大学生の金石春花さん(活動期間:9月29日~10月10日)へのインタビューです。
・東京学芸大学1年 金石春花(18歳) 埼玉県在住
・インターン活動期間期間 9/29~10/10
活動内容は高校魅力化の推進です。活動期間中、地理の授業でカンボジアで行ったボランティア活動(ブランコの製作や小学校との交流)の報告を行ったときは、文化の違いどころか、国の場所すら知らない生徒がいましたが、最終的にはカンボジアが身近になったと反響を頂きました。
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大学の先輩が先に北海道でインターンに参加した話を聞いて、自分も行きたくなりました。むかわ町に行くことが決まってから、教授にそのことを話すと、教授の友人が鵡川高校の教員をやっているとのことで、驚きました。鵡川高校ではその方にも大変お世話になり、充実した2週間を過ごすことができました。

町の人とは、仕事やプライベートに係わらず、いろんな場面で係わらせていただきました。特に認定こども園に通うお子様をお持ちの保護者の方とは、就学時検診でお手伝いをさせていたいた際に交流をさせていただきました。また、防災フリーミーティング等にも積極的に参加して、一人でも多くの方と関わりを持とうとしました。
すべての活動が初体験で印象深いのですが、地域おこし協力隊の高校魅力化コーディネーターの方が鵡川駅に設置した、電車やバスを待ちながら交流できるスペースの設置を行っていて、それを見学させていただいたことが特に印象に残っています。初めて会った小学生、高校生から大人までみんなが交流スペースを楽しく利用している姿が非常に心に残っており、地域おこし協力隊の影響力を感じることができました。また、土日のお休みに白老や札幌、小樽に観光に行きましたが、帰りの電車が鹿にぶつかって遅延したことが驚きでした。
メインストリートなのに商店がほとんど無く、人も歩いていませんでした。自分の知っている中心街の街並みとはギャップがありすぎで驚きました。「コンビニ」、「スーパー」、「ドラッグストア」、「ご飯屋さん」が揃っていれば、最低限の生活は出来ることに気づきました。首都圏の生活はどれほど無駄な消費社会だったのかと改めて考えました。「住めば都」という慣用句の意味を深く実感しました。
カンボジアの活動報告用の資料を作っているとき、教員の方からたくさんのご意見をいただきました。実際に生徒に伝えるためには、どのようなことに気をつけた方が良いかなど、現場の声が聞けてためになりました。
今までいくつかのボランティアに参加しましたが、何かに参加して、企画にのっかることはあっても、自分から提案したり計画したりして活動することがほとんどなく、参加したら終わり、という感じでした。今回のインターンは、自ら主体的に動いて、成功を導くことが出来ました。将来目指している、家庭科の教員の道につながったという自信になりました。
首都圏にある進学校の高校とむかわ町の高校では、同じ高校生なのに雰囲気が全然違いました。地元に帰ったら早速大学の同級生に対して、「固定観念で物事を考えるな」と伝えたいです。
将来は教員になるつもりですが、その前に社会を知るため、数年間は一般企業に就職したいと考えていました。しかし、地域おこし協力隊を体験してみると、地域共同活動を通して、様々な立場の方と接することができ、より社会を知ることが出来ました。地域おこし協力隊もありかもしれないと思っています。
(了)